
青柏祭の曳山行事(でか山)


素朴で日本一大きい曳山(ひきやま)、「でか山」3台がまちなかを曳き廻される様子は圧巻の光景。でか山を曳き廻し、でか山の上で唄い、でか山を見上げる。この祭り、そして土地への人々の愛はきっとずっと前から変わらない。私も自分の故郷を、自分の国をこんな風に愛していきたいな。
青柏祭とは
若葉萌える5月に行われる大地主神社(山王神社)の例大祭で、能登地区最大の祭礼。高さ12m、重さ20tの日本一大きな曳山「でか山」3台が狭い町なかを曳き廻される。
訪れる人々が曳山を曳くことができる参加型の祭り。
見どころ
【その1・辻廻し】
狭い路地を、建物すれすれに曳行される曳山(ひきやま)を見ずして青柏祭は語れない。
中でも、「辻廻し(つじまわし)」と呼ばれる方向転換は必見。8mの大梃子(おおてこ)に若連中が鈴なりになって、てこの原理で曳山の前車輪を浮かせ、回転用の地車を入れて辻を曲がる。
大梃子(おおてこ)に乗る若連中。てこの原理で曳山の前車輪を浮かせ、回転用の地車(じぐるま)を固定させる。20トンの曳山の一部を浮かせるため危険が伴う見せどころ。
直線道路では梃子(てこ)と呼ばれる道具を車輪にかませて進行方向を微調整しながら進む。よく見ると梃子を持つ人のハッピには「梃子」と書かれている。いろんな役割があるんだなあ。でか山が通った道には車輪を滑らせるために使った油の跡が。
【その2・三基集合】
4日の正午すぎに、3基が神事のために山王神社に集まる。
また、5日は、七尾駅前の御祓川大通りで11時頃から14時半頃まで3基の姿を見ることができる。
【その3・曳き納め】
でか山を目的地に納めるクライマックス。納めた後は、厳かな雰囲気で七尾まだらが披露される。
主なスケジュール
5月2日【人形見】
夕刻、市内の人形宿に「でか山」の人形9体が飾られる。
5月3日【運行開始】
21時半頃、でか山の運行が始まる。神社から最も近い鍜冶町(かじまち)から順に神事が行われる神社境内に参入する。夜通し神事の時間までどこかの町のでか山が活動している。
5月4日【神事】
正午過ぎ、大地主神社(山王神社)に3台の「でか山」が勢揃いし、神事に臨む。神事が終わると、でか山は各町へ戻っていく。
5月5日【勢揃い】
午前11時半頃、能登食祭市場前に3台の「でか山」が勢揃い。その後、七尾駅前(ミナクル・パトリア)と駅前の大通り沿いの御祓川河畔で再度3台の「でか山」が勢揃いする。
青柏祭の雰囲気をVRで体験できる!
参加型のお祭り
青柏祭(せいはくさい)
- 日時・期間
- 5月2日~5日
見どころ
2日 夕刻~/市内の人形宿に人形が展示される
4日 12:30〜/でか山が神社に揃う
5日 15:00〜/でか山が仙対橋に揃う - 住所
- 大地主神社(山王神社)ほか七尾市中心市街地
- お問い合わせ
- 七尾市商工観光課TEL 0767-53-8424(8:30~17:15)